イベント出展記録 アビリンピックワークフェアに立って見えた景色

全国アビリンピックワークフェア

障害者が主役となるアビリンピックの会場で、パーソナルカラー体験を行いました。

とても喜んでいただけて、私の心も満たされる経験ができました。

今回はその記録と、私が現場で感じた思いを綴ります。

目次

アビリンピックワークフェアとは?

アビリンピック(障害者技能競技大会)とは、障害のある方が日頃培ってきた職業スキルや専門性を発揮し、社会に伝える大会です。


地方大会、全国大会だけでなく、世界大会(国際アビリンピック)も開催されており、一人ひとりの強みや可能性に光を当てることを目的としています。

そのアビリンピックに関連して行われているのが、アビリンピックワークフェア です。

アビリンピックワークフェアは、企業や団体、支援機関などが参加し、障害のある方の働き方・仕事・社会とのつながりを紹介するイベントです。


就労支援や雇用の枠組みにとどまらず、「どんな関わり方があるのか」「どんな可能性があるのか」を多角的に知ることができる場でもあります。

今回私は、この アビリンピックワークフェアに、かつての出場者という立場ではなく、出展者として関わりました。

そこで見えた景色は、出場する立場から見ていたものとは違っていました。その体験を綴ります。

障害のある人にも、パーソナルカラー診断を体験してほしい

「障害のある人にも、パーソナルカラー診断を体験してみてほしい。」
それが、今回ワークフェアに関わった一番の理由でした。

・障害があると、おしゃれは後回しになりがち
・興味はあるけれど、勇気がいる

これまで、そんな声を何度も耳にしてきました。
そしてそれは、かつての私自身の気持ちでもありました。

障害があっても、「似合う」を知る体験を

当日は、聴覚障害や発達障害をお持ちの方などもブースに立ち寄ってくださいました。最初は少し緊張した様子だった方が、カラードレープを当てていくうちに、ふっと表情がやわらいでいく。

「こんな可愛い色、選んだことないです」
「自分にこの色が似合うなんてびっくりです」

その言葉と笑顔を見て、おしゃれは特別な人のものではないと、改めて感じました。

おしゃれは、誰かと比べるためのものでも、自信がある人だけが楽しむものでもありません。
自分を知り、自分を大切にするための一つの手段。
その体験は、障害の有無に関わらず、すべての人に開かれていていいはずです。

喫茶サービス競技に参加された選手で、普段は化粧をしないという女性が来てくれました。似合うリップをつけた瞬間、その女性のお母様が娘さんを嬉しそうに見つめる姿。私は言葉にできない思いが溢れました。

こういう姿をもっと見たい。本当に強くそう思いました。

お母様も一緒にパーソナルカラー診断を体験したので、親子で楽しむ姿がとても微笑ましかったです。

会場で感じた、障害者就労と社会の動き

アビリンピックワークフェアの会場には、さまざまな企業や団体が参加しており、障害のある方の働くこと・社会とつながることを支える多様な取り組みが紹介されていました。

一つひとつのブースから伝わってきたのは、「支援する」という一方向の関係ではなく、障害者の選択肢を広げようとする姿勢でした。あまりブースを回る時間がありませんでしたが、ワークフェアに参加していた皆さまの思いを感じました。

また、こうした場を継続して作り続けている主催者の方々の存在にも、深い敬意を覚えました。
このような大きな大会・イベントは、当たり前のように開催されているわけではなく、多くの準備と想いの積み重ねの上に成り立っています。

参加者の主役は障害者なので、会場設営も進行も通常のものとは違います。

今回は事前に搬入したため、準備をしている様子も見ていました。バリアフリーに作られていく会場。たくさんの関係者が会場準備に追われていました。私が参加していた頃も、こんなに多くの方が関わっていてくれたんだと驚きました。

出場者だった私が、今見ている景色

これまで私は、障害を持つ当事者であり、出場者としてアビリンピックに関わり、フランスで開催された世界大会に参加した経験もあります。

当時は、自分の結果や評価に必死で、この場を支えている人たちや、「挑戦できる場があること」そのものの価値に、十分目を向けられていなかったように思います。

今回、外からこの場に立ったことで、出場者だった頃とはまったく違う景色が見えてきました。

「支援」ではなく、「応援」という関わり方

今回は「支援する側」として関わっているつもりでしたが、実際には、出場者一人ひとりの姿勢や真剣な表情から、
私自身が多くの刺激をもらっていました。

一方的に手を差し伸べるのではなく、上下の関係でもなく、同じ場に立ち、力を信じ合うこと。

私が大切にしたいのは、「支援」ではなく「応援」なのだと、このワークフェアを通して、はっきりと気づきました。

仲間とともにつくった、大盛況のワークフェア

今回のワークフェアは、決して一人ではつくれなかった時間でもありました。

一緒に考え、動き、場を支えてくれた仲間がいたからこそ、多くの方に足を運んでいただき、温かく、活気のある空間が生まれたのだと思います。

関わってくださったすべての方に、心から感謝しています。

参加してくれた仲間からは、「普段は関われないような場所での経験をさせてくれてありがとう」と言われました。障害者と関わる機会が少ない人からすると、こうして交流できることが自分の価値観の変化につながるということを知り、当事者である私はとても嬉しくなりました。

何より、参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。写真許可いただけた方を掲載させていただいております。

障害者向けイベントを企画されている方へ

今回の経験を通して感じたのは、障害者向けのイベントやワークフェアに「おしゃれ」「印象」「自己表現」といった要素が加わることで、場の空気や参加者の表情が大きく変わるということでした。

  • 参加者が自分自身に目を向けるきっかけになる
  • 会話が生まれ、場が自然と和らぐ
  • 「できる・できない」ではなく「好き・似合う」で話ができる

そんな変化が起きていました。

私は、障害当事者としての経験と、イメージコンサルタントとしての知識の両方を活かしながら、イベントや研修、ワークフェアなどで「応援」という関わり方を大切にした企画に携わっています。

「こんな内容でも大丈夫かな?」
「まだ企画段階だけど相談したい」

どんな段階でも構いません。一度ご相談ください。
一緒に考え、みんなが楽しめる場をつくっていけたら嬉しいです。

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